「Huluを録画したいけど、なぜか真っ黒になってしまう」「iPhoneの画面収録で試したら映像が映らなかった」――そんな経験はありませんか?
HuluにはDRMやHDCPと呼ばれるコピーガード技術が施されており、一般的な画面録画ソフトやスマホの標準機能ではうまく録画できないことがあります。この仕組みを理解せずに試しても、映像が真っ黒になってしまう原因がここにあります。
この記事では、PCとスマホそれぞれのHulu録画方法を整理して解説します。OBSやVideoProc Converter AIのような録画ソフトを使ったやり方から、iPhoneやAndroidでの対応方法、さらに録画の代わりになる公式のダウンロード機能まで、ソースに基づいて順番に紹介していきます。
Huluを録画する前に知っておきたい著作権上の注意点についても触れますので、安全に活用するための参考にしてください。
- HuluはDRM・HDCP技術によって標準的な画面録画が難しい仕組みになっている
- PCではOBSやVideoProc Converter AI、DemoCreatorなどの録画ソフトを使う方法がある
- iPhoneの標準画面録画ではHuluの映像が真っ黒になる。スマホはキャプチャーボードや専用アプリが必要
- Huluの公式ダウンロード機能は30日間・オフライン48時間という視聴期限があるため録画の代替として使える場面が限られる
HuluをPCで録画する方法【録画ソフト別の手順】
- Huluが通常の画面録画ではうまく録画できない理由(DRM・HDCP)
- 無料で使えるOBSでHuluを録画する手順
- VideoProc Converter AIを使ったHulu録画の手順
- DemoCreatorでHuluを高画質録画する方法
Huluが通常の画面録画ではうまく録画できない理由(DRM・HDCP)

Huluで動画を録画しようとしたとき、映像が真っ黒になってしまうのには明確な理由があります。Huluは暗号化されたストリーミング通信(DRM)を使用しているため、一般的な録画ソフトでは対応していないものがあります。標準機能や対応していないソフトで録画しようとすると、映像部分だけが真っ黒になってしまいます。
この仕組みの核心にあるのが「HDCP(High-bandwidth Digital Content Protection)」という著作権保護技術です。HDCPはデジタルコンテンツの不正コピーを防ぐことを目的とした技術で、Huluにも施されています。HDCP対応のHDMI端子、DVI-D端子、DisplayPort端子から出力された映像や音声は暗号化されます。一方、VGA(D-sub)はHDCP非対応のため、接続すると再生自体ができない場合があります。
HDCP対応の接続端子の場合は再生が可能ですが、その映像を録画しようとすると暗号化されたデータとして出力されるため、対応していないソフトでは映像を記録できません。以前はFirefoxなどの一部ブラウザでは画面が真っ黒にならなかったとの情報もありましたが、最近は各ブラウザでコピーガードが適用されているようです。
そのため、Huluの録画には暗号化ストリーミングに対応した専用の録画ソフトを選ぶことが重要です。次のセクションでは、実際に使えるソフトをそれぞれ紹介していきます。

無料で使えるOBSでHuluを録画する手順

OBSは無料で使える画面録画ソフトで、WindowsとMacのOSに対応しています。豊富なプラグインに対応しており、機能を追加・拡張できる点が特徴です。カスタマイズ性が非常に高いソフトとして知られています。
ただし、初心者には使い方がやや難しいという面があります。高品質の配信録画を行う場合はPCへの負荷が大きくなる点にも注意が必要です。
OBSを使ったHuluの録画手順は以下の通りです。
1. 録画したいHulu動画を表示します
2. OBSを起動して「+」を押し、「画面キャプチャー」を選びます
3. 設定画面で録画範囲と音声を設定します
4. 「録画開始」をクリックしてHuluの画面録画を開始します
5. 録画を終了する際は「録画終了」をクリックします
設定画面で録画範囲をHuluの動画に合わせて指定することで、必要な部分だけを録画できます。無料でありながら高機能なため、コストをかけずにHulu録画に挑戦したい方に向いているソフトです。

VideoProc Converter AIを使ったHulu録画の手順

VideoProc Converter AIは、デスクトップ録画・Webカメラ録画・音声付きiPhone画面録画(Mac版)などが可能な録画ソフトです。オリジナル品質で録画でき、音声は内部音声のみ収録するように設定できます。
Intel QSV・NVIDIA NVENC・AMD VCEのハードウェアアクセラレーションを内蔵しており、高速・無劣化で映像を出力できる点が強みです。Windows 11・macOS 13で動作します。
VideoProc Converter AIを使ったHulu録画の手順は以下の通りです。
1. VideoProc Converter AIをダウンロードしてインストールします
2. ホーム画面から「録画」→「画面録画」をクリックします
3. Huluにアクセスして、保存したい動画を見つけて再生させます
4. 「クロップ」ボタンをクリックして、録画範囲をHulu動画に設定します
5. 「REC」ボタンをクリックして録画を開始します
フル画面録画と部分録画の両方に対応しているため、必要な範囲を柔軟に設定できます。また、Hulu録画以外にも動画・音楽のダウンロード変換・動画編集・DVDコピーなどの機能も備えています。
DemoCreatorでHuluを高画質録画する方法

DemoCreatorは、ワンダーシェアー社が提供するPC画面録画専用ソフトです。最大4K/8Kおよび120fpsの録画に対応しており、画面録画と同時に音声もスムーズに収録できます。Hulu・YouTube・TikTokなどの配信動画録画に最適とされています。
録画後のトリミング・ノイズ除去・エフェクトなど動画編集機能も搭載している点も特徴です。高画質での保存にこだわりたい方に向いているソフトといえます。
DemoCreatorを使ったHuluの録画手順は以下の通りです。
1. Huluを開いて録画・保存したい動画を表示します
2. DemoCreatorをダウンロードして起動し、「画面録画」→「スクリーン」を選びます
3. 録画範囲・品質・音声などを設定します(マイクとカメラはオフにしておくことをおすすめします)
4. 「REC」ボタンをクリックして録画を開始します
5. 録画を終了する際は「録画終了マーク」をクリックします
6. 必要な編集を行い、「エクスポート」で動画を保存します
なお、Huluなどのコンテンツを無断で編集することは罰則対象になる可能性があるため、注意が必要です。
スマホでHuluを録画する方法と知っておきたい注意点
- iPhoneでHuluが録画できない理由と画面が真っ黒になる問題
- AndroidスマホでHuluを録画するアプリの使い方
- Hulu公式のダウンロード機能で録画を代替する方法
- Huluを録画するときの著作権・法的注意点
iPhoneでHuluが録画できない理由と画面が真っ黒になる問題

iPhoneの画面録画機能を使ってHuluの動画を録画しようとすると、映像部分が真っ黒になってしまいます。スクショを撮っても同じ現象が起き、好きなシーンを保存しようとしても画面が真っ黒になります。これはHuluが著作権保護のためにスクショや画面録画に対してしっかり黒塗り対策をしているためです。
スマホの場合、アプリや標準機能の画面録画ではHuluなどのコンテンツは保存できません。iOSではiOS 11以降、標準でiPhoneの画面を録画できる画面収録機能が追加されましたが(iOS 10以下では静止画のみ対応)、Huluでは映像が映らない仕様になっています。
iPhoneで画面収録機能を使いたい場合は、コントロールセンターに「画面収録」ボタンを追加する必要があります。設定方法は「設定」→「コントロールセンター」→「コントロールをカスタマイズ」の順に進み、「画面収録」の「+」をタップするだけです。ただし、前述の通りHuluの映像は黒塗りになるため、Huluの録画には使えません。
どうしてもHuluの動画を保存したい場合は、パソコンで録画してからiPhoneに転送する方法があります。また、スマホのキャプチャーボードを活用すれば、Hulu以外のさまざまなコンテンツも録画できます。
AndroidスマホでHuluを録画するアプリの使い方

Android端末でHuluを録画するアプリとして「AZスクリーンレコーダー」があります。使用条件はAndroid 5.0以降のバージョンが必要です。
AZスクリーンレコーダーの特徴は以下の通りです。
- パソコンもroot化も不要でフルHD・QHD動画を録画できます
- 無料で日本語化されており、録画時間無制限・アプリロゴなし・広告なしで利用できます
- 解像度もfpsも自由に選べます
操作方法はシンプルで、アプリを開いて一番左の「赤色の渦巻きみたいなアイコン」を押せば録画が開始されます。初心者の方にも使いやすい設計です。
もう一つの方法として、スマホのキャプチャーボードを使う方法があります。キャプチャーボードを活用すれば、Hulu以外のさまざまなコンテンツも録画できます。キャプチャーボードを使ったHuluの録画手順は以下の通りです。
1. スマホとキャプチャーボードを「IN」で接続します
2. 外部モニターとキャプチャーボードを「OUT」で接続します
3. スマホでHuluの動画を再生します
4. キャプチャーボードで録画を開始します
動画の保存先は、キャプチャーボードに差し込むmicroSDやUSBになることが一般的です。使用するツールによって使い方や保存先が異なる場合があるため、取扱説明書を確認しながら操作することをおすすめします。
Hulu公式のダウンロード機能で録画を代替する方法

HuluにはHuluの公式機能として「ダウンロード機能」が提供されています。録画とは異なる方法でコンテンツをオフライン視聴できる仕組みです。
ダウンロード機能の主な仕様は以下の通りです。
- ダウンロードできるHuluコンテンツは一部に限られており、対象外のタイトルもあります
- ダウンロードした動画の視聴期限は最大で30日間、オフライン再生の場合は48時間です
Huluで配信されている動画は、大きく次の4種類に分かれています。
- 月額料金で見放題になるタイトル(Hulu限定タイトルを含む)
- 一部ダウンロード対象外のタイトル
- 一定期間で配信終了になるタイトル
- 月額料金とは別料金がかかるレンタル作品
一定期間で配信終了になるタイトルや、ダウンロード対象外のタイトルはダウンロード機能では対応できません。月額料金とは別料金がかかるレンタル作品についても、ダウンロード可能かどうかの確認が必要です。
自分が保存したい動画がダウンロード対象外だった場合は、録画して保存する必要が生じます。視聴期限の制約もあるため、ダウンロード機能と録画方法をうまく使い分けることが大切です。
Huluを録画するときの著作権・法的注意点

Huluの動画を録画する際には、著作権に関するいくつかの重要な注意点があります。
録画したHuluの動画は、個人での視聴だけにとどめることが必要です。他者が作成したコンテンツを無断でSNSなどに投稿することは、著作権の侵害に抵触する可能性があります。商用利用などをすると大きなトラブルになるリスクがあるため、保存した動画の利用方法には注意してください。
録画・保存したHuluコンテンツを再編集することも、法的トラブルの対象になる可能性があります。そのため、録画したHuluの動画の編集は推奨できません。
Huluなどの動画配信サービスは、動画の録画やダウンロードを原則禁止しています。また、HuluにはHDCPなどのコピーガードが施されており、これを解除することは罰則対象になります。
動画の録画だけでは法的トラブルになるとは言い切れないとの見方もありますが、コピーガードを解除して録画したり、保存したコンテンツを無断で利用することは違法と考えられます。録画を行う際は、個人視聴の範囲にとどめ、コンテンツの取り扱いには十分な注意が必要です。
Huluの録画方法と使い分けポイントまとめ
この記事のまとめです。
- HuluはDRM(暗号化ストリーミング通信)とHDCP(著作権保護技術)により、一般的な録画ソフトやスマホの標準機能では映像が真っ黒になる
- HDCP対応の接続端子(HDMI・DVI-D・DisplayPort)では再生可能だが、VGA(D-sub)は再生不可
- 以前はFirefoxなど一部ブラウザで黒塗りにならないケースもあったが、現在は各ブラウザでコピーガードが適用されているようだ
- PCでHuluを録画するには、暗号化ストリーミングに対応した専用の録画ソフトを選ぶことが重要
- OBSは無料で使えるWindows・Mac対応の録画ソフトで、初心者にはやや難しいが高いカスタマイズ性が特徴
- OBSの操作手順は「Hulu動画を表示→OBS起動→画面キャプチャー選択→設定→録画開始」の流れ
- VideoProc Converter AIはハードウェアアクセラレーション搭載で高速・無劣化録画が可能で、Windows 11・macOS 13に対応
- DemoCreatorは最大4K/8K・120fps録画に対応した高画質録画ソフトで、動画編集機能も搭載
- iPhoneの標準画面収録機能ではHuluの映像が真っ黒になるため、PCで録画してからiPhoneに転送する方法が有効
- スマホでの録画にはキャプチャーボードを活用する方法がある(スマホ→IN接続→キャプチャーボード→OUT→外部モニター)
- Android向け「AZスクリーンレコーダー」はAndroid 5.0以降対応の無料アプリで、フルHD・QHD録画が可能
- Hulu公式のダウンロード機能では、視聴期限が最大30日間・オフライン再生は48時間という制限がある
- ダウンロード対象外のタイトルや配信終了間近のコンテンツは、録画で保存する必要が生じる場合がある
- 録画したHuluのコンテンツは個人視聴の範囲にとどめ、SNSへの投稿や商用利用は著作権侵害になる可能性がある
- コピーガードを解除して録画したり、保存コンテンツを無断利用することは違法と考えられるため、取り扱いには注意が必要

